
いよいよ今週末、教員採用面接!ここまで準備をしてきたけど、直前にやっておくべきことって何がある?



教員採用試験の対策ってあんまりやってないけど、いよいよ試験が迫ってきた!今からでもできる対策があれば教えてほしい!
教員採用試験を目の前に控えているみなさん、これまで努力をしている方もそうでない方も、不安や緊張でソワソワしてしまいますよね。
面接の本番が迫ってきて「何をどうしたらいいの?」「自分の準備はあっていたの?」と不安でいっぱいになっている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、大丈夫です!
泣いても笑っても試験当日は来ますので、それに向けてしっかりと残された時間でできる準備をするだけ!
今回はそんな気持ちだけが焦ってしまう面接試験直前に「これだけはやっておいてほしい5つのこと」を、私立学校での人事経験を基にご紹介していきます!
~自己紹介~
教員一家に生まれ、両親・叔父叔母・祖父はみんな公立小中高の先生。そして自身は英会話講師 → 私立高校で教員 → 今は教育関連企業で会社員しています。
教育業界で10年。そのうち8年間は人事を担当。教育業界での採用や転職に長く関わってきました。その経験をもとに、記事を書いています。
この記事を読むと分かること
- 教員採用試験で面接官が期待していること
- 採用試験直前で時間がないときに、やっておくべきこと
- 面接直前の準備
採用試験の直前は、何も手につかずソワソワしてしまうもの。
ぜひこの記事を参考にして、最後の仕上げをして面接に臨んでいただければと思います!
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面接の準備、何もできていないけどもう時間がない!もうぶっつけ本番で行くしかないかな。



採用担当からすると「準備不足だな」と感じることが何よりもマイナス評価となります。限られた時間の中で、少しでも準備をしていきましょう!
人事担当として、長年応募者の様子を見てきていますが、面接で一番マイナスな印象を受けるのは「この人、何も準備してきていないんだな」と感じることです。
「準備をしてきていない」=「面接を軽視している」=「本気でうちの学校で働きたいと思っていない」と考えるのです。
そうすると、面接官も「時間の無駄だね」と判断してしまい、内定には程遠い結果となります。



「この学校で働きたい!」という方に来てほしいと思っているので、そうじゃない方に対しては、当たり前ですね。
やはり、「面接で合格したい!」と考えている場合は、いくら時間が限られているとしても「準備不足だ」と判断されることだけは避けなければいけません。
これは避けたい!「準備不足」という印象を与える行動
では、実際に面接で「準備不足だな」という印象を与えてしまう行動にはどんなものがあるか、ご紹介していきます!
「そんなことあるの?」と思うかもしれませんが、実際に面接で見てきた方の行動です。
- 学校名を間違える
- 学校の教育理念を間違える
- 履歴書に書いた内容を忘れている
- 時事問題や教育業界の最新トレンドを全く知らない
- 面接官が何とかしてくれるだろうと甘い姿勢が見える
- 模擬授業で「もう少し時間があったら〇〇もしたかったんです」と言い訳する
- 提出物や約束事を忘れる
など、こんな様子が見られると「この人、面接の準備してこなかったんだな‥」と思う面接官がほとんど。
面接は、あなたがこの学校で働くことに対して、どれだけ真剣に向き合っているかを示す場です。
面接の準備をするということは、「私は貴校を志望するにあたり、最大限の敬意を払い、誠実に向き合っています」という姿勢そのものを伝えることになります。
緊張することは全く問題ありませんが、最低限の準備は社会人として、一人の大人として必ず行ってから試験に臨むようにしましょう!



逆に一生懸命さが伝われば、多少のミスは全く問題ありませんよ!
教員採用試験直前、これだけはやりたい5つのこと


それでは、「準備不足」を避けるために限られた時間の中でどんな準備をしておけばいいのでしょうか?
教員採用試験の直前に、これだけはやりたい!5つのことを紹介していきます。
まず結論から。この5つです。
- 「この学校で働きたい理由」をまとめ直す
- 自分の「教育観」を言語化する
- 入職後にどう貢献できるかを具体的にまとめる
- 自分の長所・短所をまとめる
- 面接での失点を減らすコツをおさらい
具体的に、1つずつ見ていきましょう!
1.「この学校で働きたい理由」をまとめ直す
私立学校の採用試験で、最も重要視されるのは「なぜ、この学校で働きたいのか」という志望理由です。
- 生徒が好きだから
- 教育に興味があるから
- 憧れの教員がいるから
といった、どの学校でも通用してしまう一般的な理由では、残念ながら面接官の心には響きません。
私たち採用担当は「この学校の教育理念に共感し、一緒に学校を盛り上げてくれる先生」を探しているので、先生に慣れればどの学校でもいいです!といった方はあまり魅力に感じないのです。
では、試験直前の限られた時間で「この学校で働きたい理由」を明確にするために、次のステップを踏んでいきましょう!
- 志望する学校の公式サイト、パンフレット、SNSをチェック
- 教育理念や建学の精神を確認
- 学校の日常や行事の様子、生徒たちの姿をチェック
- 確認した中から、自分が共感する部分や良いと思う部分を見つけ出す
このステップで、その学校ならではの情報(教育理念など)を基に、自分が「なぜこの学校で働きたいと思っているのか」を言葉にしていきましょう。
例えば、こんな感じ↓
「貴校の一人ひとりの個性を尊重し、未来を生き抜く力を育む」という教育理念に深く共感しています。私も生徒の個性を尊重し、一緒に未来をつくっていけるようサポートしていきたいと考えています。」



面接官に「その理由だったら、うちの学校で働きたいと思ってくれるよね」と納得させられる志望理由を作りましょう。
2.自分の「教育観」を言語化する
「教育観」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、これはあなたの教育に対する考え方のこと。
- どういう生徒を育てたいか
- どんな教師になりたいと思っているか
- 生徒と関わるときにどんなことを大切にしたいと思っているか
など、自分の教員としての「軸」を言語化も面接前の大切な準備の1つです。
例えば‥
- 生徒一人ひとりの個性を尊重したい
- 社会に出たときに役立つ実践的な力を身につけさせたい
- 失敗を恐れずに挑戦するマインドを育てたい
- まずは生徒の想いを聞いて、認める教員になりたい
といったものが、教育観です。



「教育観」なんて、適当に作って答えておけばいいんじゃないの?



教育観がないと、話に一貫性がなくなり説得力がなくなります。必ず自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう!
試験直前に教育観を作らないといけない!という方は、次の質問に答えてみてください。
- あなたは、生徒のどんな姿に一番やりがいを感じますか?
- あなたが一番影響を受けた先生はどんな人でしたか?それはなぜですか?
- もしあなたが学校のルールを1つだけ変えられるとしたら、何をどう変えたいですか?
これらの質問に答えることで、あなたが教員として大切にしたいと思っていること(=教育観)がクリアになります。
自分の言葉でまとめて、面接で聞かれても答えられるようにしておきましょう!
>「教育観」についてより詳しく知りたい方は、コチラの記事も参考にしてください↓


3.入職後にどう貢献できるかを具体的にまとめる
続いて3つ目は、入職後に具体的にどう活躍するかを具体的にまとめておくことです。



面接官としては「あなたが採用された後、この学校でどんな風に活躍してくれるかを知りたい」と思っています。
教科指導はもちろん、部活動や生徒会活動、行事運営など、教科以外の部分でも先生の力が求められることが多々あります。
日々学校で生活する中で、自分のこれまでの経験やスキルを活かして、さらに学校を盛り上げられると思うことや、学校が抱える課題解決につながると思うことを伝えられるようにしていきましょう。
これまでに自分が取り組んできた、
- 学生時代に熱中したこと(学習、部活など)
- アルバイト、ボランティア経験
- 趣味、特技
などを活かして、学校に貢献できることを考えていきます。
例えば、こんな感じ↓
「吹奏楽部でのキャプテンをしていたので、生徒をまとめる力は活かせると思います。」
「広報活動のアルバイト経験があるので、学校説明会の運営やSNS発信に貢献できると考えます。」
採用後の姿が具体的にイメージできるので、面接でも好印象につながりますよ!
4.自分の長所・短所をまとめる
そして4つ目は、自分の長所・短所をまとめることです。
採用面接では必ずと言っていいほど、自分の長所・短所を聞かれます。
それは、あなた自身が自分のことをどう分析しているのか、そして他の人からどのように見られている人なのかを面接官が知りたいと思っているから。
採用面接直前の準備として大切なことは、ただ単に「長所・短所」を出すだけでなく、
- それを裏付けるエピソード
- 教員として働く際にどのように長所を活かすのか
- 短所はどのように改善していくのか
を、具体的に語れるように準備していきましょう!
以下の手順で、長所・短所をまとめていきます。
自分が長所・短所だなと思うことを、まずは箇条書きで出していきましょう。多く出す必要はありませんが、それぞれ5個ずつぐらいだと、次のステップがやりやすくなると思います。
それぞれの長所・短所に、どんな時・どんな場面でその長所(短所)に気づいたのか、どんなエピソードがあるのかを付け加えます。キーワードだけでもOKです!
例えば、「私の長所は、一度決めたら最後まで粘り強くやり切ることができることで、学生時代も勉強や部活で忙しい中でも資格取得の目標を達成することができた」
「私の短所は、慎重になりすぎて行動が遅くなることがあること。アルバイトを始めるとき、あれもこれも心配になってしまい、応募するのに時間がかかりすぎて、チャンスを逃したこともある」
書き出した長所については、その長所を「教員としてどう活かして、学校に貢献できるか」を考えて書き出します。
例えば、「一度決めたら最後まで粘り強くやり抜く性格で、生徒一人ひとりの目標達成に向けて、教員として諦めずに生徒に関わり続けます。」
短所は短所のままにしているのではなく、改善できるように努力していることを伝える準備をしましょう。
例えば「慎重になりすぎて行動が遅くなるという短所に対しては、あれこれ考えすぎることなく、まずは行動してみること、そして行動しながら考えることを意識しています。」
ちなみに、短所については「ダメなところ」という印象を持っている方も多いかもしれませんが、それは違います!
自分の特徴の1つが場面によってポジティブにもマイナスにもなるものなので、短所だからといって遠慮することなく、堂々と伝えれば大丈夫ですよ。



いろんな特徴を持つ人がいて当たり前。その特徴を活かして、どのように教育に携わりたいと考えているかを伝えることが大切です!
>短所の伝え方についての詳細は、コチラの記事も参考にしてください▼


5.面接での失点を減らすコツを再確認する
ここまでは、面接で伝えるべき内容面について解説してきましたが、最後は態度面です。
どれだけ良い内容を話しても、態度や振る舞いで失点をしてしまうと、印象は最悪。それだけで不合格になってしまうこともあるくらいです。
面接官に「この人と一緒に働きたい!」「この人が入ってきてくれたら、職場の雰囲気が良くなりそう!」と思ってもらえるように、面接でのふるまいも意識していきましょう!
特に気をつけたいのは、以下の5点です。
- 清潔感のある身だしなみ
スーツやシャツにシワがない、靴が汚れていない、髪型やメイクに清潔感がある - 姿勢が良い
背筋を伸ばし、堂々としている、目線が前を向いている - 話し方やトーン
緊張して声が小さくなってしまうことなく、聞き取りやすい声でハキハキと。話すときは、結論から伝えて簡潔に。 - マナーや礼儀
ドアのノックは3回、「失礼します」や「本日はお時間をいただきありがとうございます」など、最低限の礼儀を示す - 不自然ではない笑顔
面接官との会話中、程よい笑顔で過ごす。不自然な笑顔や相槌は、マイナス評価になることも
繰り返しになりますが、面接では話す内容だけでなく、見た目や振る舞いなどの第一印象もとても大切です。
面接試験直前でも、気を抜かずに準備をしていきましょう!



「人は見た目が9割」といわれることすらあります。内容ももちろん大事ですが、見た目でも判断されていることを忘れずに!
限られた時間を有効に使って、面接練習をしよう


試験当日までもう日がない‥!という方に、直前にやるべきことを解説してきました。
「時間がない、どうしよう‥」と焦る気持ちもあるかもしれませんが、そんな時こそエージェントを最大限活用しましょう!
- 履歴書や職務経歴書など、書面の添削
- 実践的な面接練習
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- 無駄な対策に時間を使いたくない
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まとめ
今回は、教員採用試験の直前にこれだけはやっておくべき5つのこと、をご紹介してきました。
限られた時間の中でも、やっておいてほしいことは次の5つでした。
- 「この学校で働きたい理由」をまとめ直す
- 自分の「教育観」を言語化する
- 入職後にどう貢献できるかを具体的にまとめる
- 自分の長所・短所をまとめる
- 面接での失点を減らすコツをおさらい
もう時間がないから諦めるのではなく、最後の限られた時間を有効に使って、採用面接の対策を進めてください!
対策をすればするほど、安心して面接に臨むこともできますし、きちんと結果につながっていくはずです。
みなさんの「自分らしく教員として働く」が叶えられるよう、応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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