
私立学校の教員採用試験を受けようと思っているけど、面接ではどんな質問をされるの?どんな準備が必要なの?



教員採用試験で聞かれる質問って、どんなふうに答えたらいいのかな?やっぱりガクチカは必要かな‥。
新卒で私立教員を目指しているみなさん、「面接でどんなこと聞かれるんだろう‥?どんな準備をしたらいいんだろう‥?」と疑問をお持ちではないですか?
実は教員採用試験で聞かれる質問はある程度決まっていて、面接官がなぜその質問を聞いたのかの意図を理解して、それに沿った回答ができれば内定が近づきます!
今回は、私立学校で人事担当8年の経験を基に、私立学校での教員採用試験で聞かれる質問とその回答例をご紹介していきます!
~自己紹介~
教員一家に生まれ、両親・叔父叔母・祖父はみんな公立小中高の先生。そして自身は英会話講師 → 私立高校で教員 → 今は教育関連企業で会社員しています。
教育業界で10年。そのうち8年間は人事を担当。教育業界での採用や転職に長く関わってきました。その経験をもとに、記事を書いています。
この記事を読んで分かること
ぜひ最後まで読んでいただいて、私立学校教員採用試験の面接を自信を持ってクリアするための参考にしていただけると嬉しいです!
>新卒の教員採用面接について、面接の流れやポイントの詳細はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください▼


私立教員採用面接で重要視されているポイント


最初に、私立の教員採用面接について、公立学校とは異なる特徴をご紹介します。
私立学校の教員採用面接では、以下の3点が重要視されています!
- 教育理念への共感
- 人物重視の採用
- 即戦力よりもポテンシャル
1つずつ、具体的に見ていきましょう!
教育理念への共感
まず1点目は、学校の教育理念への共感。
私立学校は、各学校法人が独自の教育理念を掲げていることが多いです。
例えば「生徒の個性に寄り添い、徹底的にサポートする教育を行う」「国際社会で活躍できる人材の育成」など。
これらの教育理念を実現するために、学校は日々教育活動を行っています。
学校としては、そこで働く先生方にも「この学校の教育理念に賛成」「私もこんな教育をしたい!」と共感してもらうことで、より質の高い教育が提供できると考えています。
ですので、学校の教育理念に共感しているということは、教員採用面接でもとっても大事なポイントになりますよ!
人物重視の採用
私立学校では、公立学校と比較すると、より教員の個性を重視する傾向があります。
その理由は、繰り返しになりますが、私立学校にとって学校の教育理念の実現がとても重要だから。
単に専門教科の知識や、教員としての生徒指導力だけではなく、学校の文化や雰囲気に合うかどうかもとても大切になります。
また、教員は生徒の成長に大きな影響を与える存在です。
教員自身の性格や、これまでの経験、それを通してどんな価値観を持っている人物なのかといった人としての厚みの部分が、生徒との関わりの中で、影響を及ぼしていきます。
こういった理由から、私立学校の教員採用試験では、人物重視の採用が行われているのです。
即戦力よりもポテンシャル
新卒採用の場合、即戦力としてよりも、将来性やポテンシャルが重視されます。
これまでの経験を踏まえて今の自分の考えや、将来こんな教員になりたい、こんな形で学校に貢献したい!といった成長意欲や積極性を持っていることが、とても大切です!



なるほど!同じ教員採用試験でも、私立を受けるときは私立学校の特徴をしっかりと理解しておくことが大切ですね!
【新卒向け】面接で必ず聞かれる質問と回答例10選





それではここから、私立の教員採用試験で必ず聞かれる質問と回答をご紹介します!面接官がその質問をする「意図」をしっかり理解することが大切です!
1.自己PR・学生時代に力を入れたこと
「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」
「あなたの強みは何ですか?」
質問の意図:応募者の人となりや、これまでどんなことに時間と熱量を注いできた経験を持っているのか、どんな強みのある人なのかを知りたい。
つまり‥「あなたはどんな人?何ができる人?」と聞かれています。
回答のポイント:具体的なエピソードを交えて、自分の強みや成長をアピールします
【回答例】
学生時代は、所属していたバスケ部の活動に力を入れました。チームで目標を達成するために、積極的にコミュニケーションを取り、問題解決に貢献しました。この経験から、協調性や課題解決力を身につけることができました。
2.教員を志望する理由
「なぜ、教員を目指そうと思ったのですか?」
質問の意図:教員としての熱量や、教育に対する考え方を知りたい。
つまり‥「(教員って大変な仕事だって言われているけど、それでも)教員をやりたい理由は?」と聞かれています。
回答のポイント:具体的な経験や考えに基づいて、熱量のある回答をしましょう!
【回答例】
中学生時代の〇〇先生との出会いがキッカケで、教員を志望しました。海外研修を悩んでいた私に、先生の「大丈夫!やってみなよ!」という言葉に背中を押してもらった結果、世界が広がる経験ができました。私も生徒の可能性を広げられる教員になりたいと思うようになりました。
3.学校を選んだ理由
「本校を志望した理由は何ですか?」
質問の意図:応募者が学校の教育理念や特色を理解し、共感しているかを知りたい。
つまり‥「うちの学校の特徴知ってる?どう思う?」と聞かれています。
回答のポイント:学校の教育理念や特色を具体的に挙げて、自分の考えと共通している、共感している点を伝えましょう!
【回答例】
貴校の〇〇という教育理念に共感しております。私が教員を目指した「生徒の背中を押せる存在になりたい」という理由とも共通していると感じ、生徒一人ひとりの個性を大切にする教育に貢献したいと思い、志望しました。
4.あなたの強み・弱み
「あなたの強みと弱みを教えてください。」
質問の意図:応募者の自己分析能力や、成長意欲を知りたい。
つまり‥「あなた、自分のことどんな人だと思っている?」と聞かれています。
回答のポイント:強みは、教員としても活かせることを具体的に伝え、弱みは改善に向けて努力していることを伝えます。
【回答例】
私の強みは、粘り強く努力できることです。塾講師のアルバイトでも、生徒の点数アップの目標に対して、挫折しながらも繰り返し取り組むことができました。一方で、こだわりすぎるあまり計画よりも時間がかかってしまうことが課題です。スケジュール管理を徹底し、効率的にタスクを進めるように心がけています。
5.理想の教員像
あなたが目指す、理想の教員像はどんな先生ですか?
質問の意図:応募者の教育に対する考え方や、生徒への接し方をイメージしたい(どんな先生として現場で活躍してくれそうか)
つまり‥「あなたはどんな先生になろうとしていますか?」と聞かれています。
回答のポイント:自分が教育に携わる上で大切にしたいと思っていることや、生徒への思いやりを伝えます。
【回答例】
生徒一人ひとりの個性を尊重し、可能性を引き出せる教師を目指しています。生徒が主体的に学び、成長できるような環境を作りたいです。
6.学生時代に学んだこと・研究内容
「学生時代に学んだことで、教員として活かせることはありますか?」
「研究内容を教えてください」
質問の意図:応募者の専門性や、学び続ける意欲があるかを知りたい
つまり‥「どんなこと勉強してきたの?」「何が得意(専門性)なの?」と聞かれています。
回答のポイント:教員としての専門性や、それがどのように教員として役に立つのかを具体的に伝えましょう。
【回答例】
大学では異文化理解について専攻し、日本社会における外国人共生について研究しました。この学習を通して、異なる背景を持つ人と1つの社会を作り上げることの面白さと課題について学びました。教員として今後社会に出ていく子どもたちに対して、早いうちから積極的に異文化と触れ合うことの大切さを伝える際に、役立つと考えています。
7.得意科目・指導したい科目
「得意科目は何ですか?」
「指導したい科目はありますか?」
質問の意図:応募者の専門性や、生徒への指導意欲を知りたい
つまり‥「教員としてどの科目を教えたい?どの科目なら授業が面白くできる?」と聞かれています。
回答のポイント:自分の専門性と、生徒への指導意欲を伝えます。
【回答例】
得意科目は英語です。学生時代から英語に興味があり、深く学んできました。動画や音楽など日本でも身近なリソースを使って、英語や異文化の魅力を生徒たちに伝えたいです。
8.クラブ活動・ボランティア経験
「クラブ活動やボランティア経験はありますか?」
「そこからどんなことを学びましたか?」
面接官の意図:応募者がこれまでどんな経験をしてきているのか、人間性を知りたい。
つまり‥「これまで人との関わりとか、社会貢献とかってどんな経験してる?それってどんな風に今に活きてる?」と聞いています。
回答のポイント:協調性やさまざまな経験、人間性を、教員としてどう活かせるかを絡めながら伝えます。
【回答例】
大学時代にはバスケ部に所属し、チームで目標に向かって努力することの大切さを学びました。自分一人では達成できないことが、チームメンバーそれぞれの力の相乗効果で大きな目標が達成できることが非常に面白いと感じます。組織の中で自分の役割をしっかりと見極め、全体の目標が達成できるように貢献していきます。
9.最近気になる教育ニュース
「最近気になる教育関連のニュースはありますか?」
「それについてどう思いますか?」
質問の意図:応募者の社会的な教育への関心や、情報収集能力、自分の考えを知りたい。
つまり‥「最近ニュース見てる?教員としてどんなニュースが気になる?」と聞かれています。
回答のポイント:教育に関するニュースちゃんと見てますよ、それについて「教員として」こういう考えを持っていますよ!ということを伝えます。
【回答例】
最近気になった教育ニュースは、〇〇です。これがニュースとして取り上げられた背景には△△が問題視されているという背景がある(世間一般の解釈)と思いますが、私は□□だと考えます(教員という目線からの解釈)。教員として世の中の教育問題には常に関心を持ち、学び続けることが大切だと考えます。



面接官が知らないニュースだったらどうしよう、と不安になる必要はありません。ご自身の興味関心のある内容をメインに、ニュースをチェックしていきましょう!
10.プライベートの過ごし方
「休日はどのように過ごしていますか?」
「趣味は何ですか?」
質問の意図:応募者の人となりやストレス解消方法、仕事との両立ができそうか(ストレスコントロール力)を知りたい
つまり‥「仕事も大事だけど、リフレッシュする力も持ってる?」と聞いています。
回答のポイント:正直に、かつポジティブな印象を与える回答を心がけましょう!(プライベートを充実させることが、よりよい教員としていられるという考え方をしていると良いです!)
【回答例】
休日は、一人の時間を大切に読書をしたり映画鑑賞したりしています。時には友人と会っていろんなことを話して、リフレッシュしています。自分の時間を意図的に取ることで、心身ともに健康な状態を保ち、仕事が始まっても集中できるようにしたいと考えています。
よく聞かれるその他の質問
上記10個に加えて、そのほかにも教員採用面接で聞かれる質問を5つ、ご紹介します!
1.最近読んだ本や感銘を受けた映画はありますか?
質問の意図:応募者の興味関心や価値観、教養があるかを知りたい
【回答例】
最近読んだ本は〇〇です。〇〇というテーマについて深く考えるキッカケとなり、教員として生徒との関係性構築に活かせる知識とすることができました。
2.尊敬する人物は誰ですか?その理由も教えてください
質問の意図:応募者の価値観や、どのような人物を目指しているのかを知りたい
【回答例】
私が尊敬する人物は〇〇です。〇〇さんの△△という考え方に感銘を受け、私もそのような人物になりたいと思っています。
3.これまでで困難だった経験と、それをどのように乗り越えてきたかを教えてください
質問の意図:問題解決能力やストレス耐性、逆境を乗り越える力を知りたい
【回答例】
学生時代に〇〇という困難な状況に直面しました。□□という方法で解決に取り組み、最終的には△△という変化を得ることができました。この経験から、困難な状況でも諦めずに行動することの大切さを学びました。
4.チームで働く上で大切にしていることは?
質問の意図:応募者の協調性やコミュニケーション能力、組織への適応能力を知りたい
【回答例】
チームで働く上で、私はメンバーそれぞれの強みを活かして目標達成に向けて取り組むことを最も大切にしています。自分の強みを活かして活躍できることで、チームへの帰属意識も高まりますし、存在価値も感じられます。そうすることで一人ひとりのパフォーマンスも上がり、より大きな目標が達成できると考えています。
5.10年後のあなたは、どのような教師になっていたいですか?
質問の意図:応募者のキャリアビジョンや、長期的な目標を持っているかを知りたい
【回答例】
10年後は、生徒や保護者から信頼される教師として活躍していたいです。またICTスキルやAIなども積極的に勉強し、学校全体の教育力向上にも貢献できるような存在になりたいと考えています。



そのほかの質問も同様に「質問の意図」をしっかりと捉えて、アピールできるような回答があると100点!
「逆質問」はこれを聞こう!


私立学校の教員採用面接では、「〇〇さんからご質問はありませんか?」と聞かれることがあります。
いわゆる「逆質問」ってやつです。



逆質問って、どんなこと聞いていいか分からないし、変なこと聞けないから困っちゃう‥。聞かないのも失礼だよね?



逆質問はむしろアピールチャンスと捉えるといいですよ!
うまく逆質問をすることで、自分が興味を持っていることを示したり、その学校で働く意欲を示すことができるのです。
例えば、こんな質問をしてみましょう。
どれも、学校生活を具体的にイメージするための質問で、自分自身がその学校でどんな風に活躍できるのか、そのためにどんな振る舞いが必要かを知りたい、ということが伝わります。
事前に調べた学校情報と照らし合わせて、具体的な質問をすると、好印象です!
新卒ならではの面接対策【内定の秘訣】



面接で聞かれることと、その答えは何となくわかったけど、面接全体で気をつけることってなんかある?



「新卒」の強みを活かして、面接でもアピールしていきましょう!
絶対にアピールすべき4つのポイント
まだ社会人を経験したことのない大学生の皆さんは、「新卒」という強い武器を持っています。
その武器を最大限に活かして就職活動を有利に進めるために、新卒ならではの面接対策をこっそりお伝えします!
面接時には、以下のことを特に気をつけましょう!
これら4つのポイントをしっかりとアピールできれば「一緒に働きたい」と感じてもらえること間違いなしです。
というのも、採用面接官が新卒の教員に対して求めることは、ただ一つ。
それは「将来性があるか = 学校に貢献してくれそうなポテンシャルがあるか」ということ。



新卒を採用するのにも、育成するののも時間とお金がかかります。「将来学校に貢献してくれそうな人だ」と思えば、学校は時間とお金をかけて、人材育成をしていくのです。
ただ単に、毎日の授業を回して生徒対応をして‥という学校運営だけを考えれば、即戦力となる経験者がいれば十分。
一方で新卒教員に対しては、「学校の教育理念に共感し運営を根本から支える、学校ブランドの体現者」として、時間をかけて育成していくのです。
ということは、時間もお金もかかるけど、しっかりと成長して学校に貢献しますよ!という姿勢が伝われば、内定がグッと近くなっていきます!
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まとめ
今回は、私立学校の教員採用面接で必ず聞かれる質問10選【新卒向け】をご紹介してきました。
採用面接で聞かれる質問には、必ず面接官が知りたい「質問の意図」があります。
その意図をしっかり把握することで、面接官の知りたい内容を回答でき、合格に近づくことができるのです!
また、逆質問も同じように自分をアピールできるように質問していきましょう。
「自分らしく教員として働く」を実現させるために、少しでも参考なれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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