教員を辞めて転職したいけど、自分のスキルを活かせる仕事ってどんな仕事だろう‥?
できれば、今までの教員経験の中で、自分の得意だったことを活かして転職したいな‥。そんな甘くないかな。
教員という仕事は好きだけど、公立の学校で働き続けるのは正直もうツライ‥。
自分の得意やスキルを活かして、転職したいなと漠然とお悩みを抱えてはいませんか?
実は、教員経験を通して身につけたスキルを活かせる、おすすめの職種があるんです。
この記事では、教員経験者が得意やスキルを活かせる転職先の職種5つを、学校人事の経験を基にご紹介します!
~自己紹介~
私は教員一家に生まれ、両親・叔父叔母・祖父はみんな公立小中高の先生。そして自身は英会話講師 → 私立高校で教員 → 今は教育関連企業で会社員しています。
教育業界で10年。そのうち8年間は人事を担当。教育業界での採用や転職に長く関わってきました。その経験をもとに、記事を書いています。
この記事を読むと、
- 自分のスキルを武器にできる
- 自信を持って転職活動を行うことができる
- 自分の可能性を知ることができる
理想の職場を見つけるために、最後まで読んで参考にしていただければ嬉しいです!
教員の転職 スキル別 おすすめ職種5選 まとめてみた
それでは先に結論から。
教員経験者のスキルを活かせる職種 5選
- プレゼン力を活かせる「営業、広報担当」
- 専門知識を活かせる「講師」
- 指導力を活かせる「インストラクター」
- 問題解決能力、企画力を活かせる「企画」
- 授業力、構成力を活かせる「 IT(教材開発、アプリ開発)」
- 番外編(活かせるスキルがない人)
それでは1つずつ見ていきましょう!
教員のオススメの転職先5選もまとめていますので、こちらも参考にしてみてください▼
プレゼン力を活かせる「営業、広報担当」
人前に立って話すことに慣れている、また相手にとって分かりやすい説明ができることは、営業や広報担当にはうってつけのスキルです。
実は、人前で話すことに対して苦手意識を持っている人も多いです。
例えば、取引相手やお客さまと商談することや、報道関係者を相手に自社のことをアピールするときなど、緊張して話している内容がぐちゃぐちゃになってしまう‥というのは大きな悩み。
その点教員経験者は、自分のクラスや全校生徒の前で話をしたり、また他校の先生や保護者の前で授業発表をしたりする機会もありますよね。
人前で話すことが好き、すぐに分かりやすい説明をすることが得意という方は、営業や広報担当のお仕事を探してみてください。
専門知識を活かせる「講師」
英語や数学、歴史など教科の専門知識に自信がある方には、塾や家庭教師などの「講師」の仕事がおすすめ。
自分が勉強してきたことや深い知識を人に伝えることで、興味を持ってくれる人が増えるのも楽しいですよね。
講師と聞くと、大学生のアルバイトをイメージする方も多いかもしれません。
少子化の影響で、子ども一人当たりにかける教育費が上がってきていることからも、塾講師や家庭教師の仕事はこれからも大きな需要があるでしょう。
しかし最近では、”学び直し”や”生涯学習”という言葉もあるように、幅広い年齢の方が学びを求めています。
例えば、英語力を高めたい社会人を相手に教えたり、歴史好きで国内を旅行している方に専門知識を伝えてより旅行を楽しんでもらったり、いろいろな価値提供ができそうですね。
指導力を活かせる「インストラクター」
教員時代に培った、人に寄り添い、サポートする力や目標に向かって計画を立てて、その達成まで指導する、ということが得意な方には「インストラクター」の仕事がおすすめです。
実は、自分の成功体験をもとにインストラクターをやっていて、なかなか相手を成功させられないと悩んでいる方も多いです。
それは「自分だからできた」から。自分ができることと、相手を成功させられるのは別のスキルなんです。
相手の思いや状況、性格などに寄り添い、その人にあった計画を立てる。
そして根気強く成功まで導けるのは、いろいろな生徒を対応してきた経験がある教員ならではのスキルです。
人の成長にやりがいを感じる方は、ぜひインストラクターの仕事も選択肢に入れてみてください。
問題解決能力、企画力を活かせる「企画」
教員なら誰でも、自クラスで問題が起こったときに対応した経験や、学校全体で新しい企画に取り組んだ経験があると思います。
その過程で身につけた、問題解決能力や企画力を活かせるのが「企画」の仕事です。
企画職とは、商品企画や宣伝・広告企画などがあり、その領域の課題解決を目指して企画立案して実行していく仕事のこと。
何が問題なのか、どうしたら改善されるのか、どうやったらそれが実現できるのか‥などを細かく考えたり、諦めずに行動し形にしていく行動力も求められます。
相手が企業になったり、大きなお金が動くので難しそうと思うかもしれませんが、世の中をよりよくすることに貢献できると思うと面白そうですね。
教員時代に培った”問題解決能力、企画力”をベースに、ぜひチャレンジしてみてください!
授業力、構成力を活かせる「 IT(教材開発、アプリ開発)」
分かりやすい授業が得意、授業で生徒に飽きさせない工夫ができる!という教員経験者におすすめなのが、IT関連の教材開発、アプリ開発です。
教科書や参考書、単語帳など、最近では紙ではなくてアプリで勉強している子どもたちも多いです。
その教材やアプリの開発に携わる仕事。
どんな構成だったら学力が一番伸びるか、どんな教材だったら教員や子どもたちが使いやすいか、どんな仕掛けがあったらモチベーションが維持できるかなど、現場で働いた経験をそのまま活かせるのがアドバンテージになります。
番外編(活かせるスキルがない人)
私には得意と言えることや、特別なスキルなんて何もない‥。
謙遜しがちな先生方に多いのが、「自分には人に誇れるスキルなんて‥」というお悩み。
そんな方にお伝えしたいのは、教員経験者が一番長けているのが「コミュニケーションスキル」だということ。
単純に人との会話をうまくし続けられますというだけでなく、年下からベテラン教員までの周りの先生たちと一緒に働いたり、いろいろな生徒や保護者の対応をしたり‥。
合わない人だからと適当に相手をするわけにもいかないので、どんなタイプの人に対しても真摯に対応ができる、そして課題解決や目標に向かって進んでいける、それが教員のコミュニケーションスキルです。
コミュニケーションスキルはどこに行っても必要なスキルだと言われますよね。
お客さま対応や社内の人間関係、取引先の相手とのよりよい関係作りなどで、このコミュニケーションスキルが活きてきます。
「自分には活かせるスキルが何もない‥」と思っている方でも、コミュニケーションスキルは人一倍あるはずですので、自信を持って大丈夫です!
ちなみに、強みがない人なんて絶対にいません。ぜひ一度時間を取って「自己分析」をしてみてください。転職を考えていない方にもオススメです。
自己分析の詳細はコチラを参考にしてください▼
まとめ
今回の記事では、教員として培ったスキルを活かせる転職先をご紹介しました。
- プレゼン力を活かせる「営業、広報担当」
- 専門知識を活かせる「講師」
- 指導力を活かせる「インストラクター」
- 問題解決能力、企画力を活かせる「企画」
- 授業力、構成力を活かせる「 IT(教材開発、アプリ開発)」
- 番外編(活かせるスキルがない人)
教員は「教員というスキルしかもっていないから転職が難しい」などと言われたりすることもありますが、そんなこともちろんありません。
少し考え方を変えるだけで、自分の得意やスキルを活かして転職できる可能性が大きく広がります。
自分が好きだと思うことや得意なことを武器にして、今までよりも少しだけ前向きに転職のことを考えてみてください。
参考になれば嬉しいです。
コメント