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人事が教える|教員を目指すなら読んでおきたいオススメの本10冊【新卒で教員をめざす】

新卒で私立教員をめざす
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教員志望の方
教員志望の方

大学を卒業したら教員になりたいと思っているけど、今のうちに読んでおいた方がいい本とかある

公立の先生
公立の先生

私立学校で働きたいと思って転職を考えているけど、改めて教員の知識やスキルを身につけたいと思って。どんな本を読んだらいいですかね?

教員志望のみなさん、勉強のために本を読みたいけどどんな本を読んだらいいのか分からない‥と迷っていませんか?

採用面接を行っている中でも「今のうちの読んでおいた方が良いオススメの本はありますか?」という質問をたくさんいただきます。

そこで今回は、教員を志望する方が読んでおくべきオススメの本10冊を、学校人事担当者の視点からご紹介していきます!

~自己紹介~
教員一家に生まれ、両親・叔父叔母・祖父はみんな公立小中高の先生。そして自身は英会話講師 → 私立高校で教員 → 今は教育関連企業で会社員しています。
教育業界で10年。そのうち8年間は人事を担当。教育業界での採用や転職に長く関わってきました。その経験をもとに、記事を書いています。

この記事を読むと分かること

  • 教員を目指す方が本で知識をつけておくべき理由
  • 教員を目指す方に読んでほしいオススメの本10冊
  • 本で読んだ知識を、実践に活かす方法

教員として働く中でも手元に置いておいてほしい本ばかりです!

ぜひ記事を参考に、ご自身のマインドセットやスキルアップのために読んでみてください。

教員を目指すなら読書が大切な理由

「読書は大事だよ、と言われるけど苦手なんだよね‥」と思われている方も多いのではないでしょうか。

そもそもなぜ読書が大事なのか、読書のメリットをサクッとご紹介します。

  • 教科書だけでは学べない知識が身につく
  • 先人(先輩教員)の知恵が学べる ←これ大きい!
  • 特定の分野教員事問題にも強くなれる
  • 語彙力や文章力、表現方法が学べる
  • 教育現場で活かせる、実践的な手法が学べる

など、教員を目指している方にとって、自分の教員レベルを上げてくれる嬉しい効果がたくさんあります!

個人的にも読書は大好きで、月に4~5冊は読んでいます。

学校人事担当
学校人事担当

特にこれから教員を目指している方、自分にできるかなと不安に思っている方は、ぜひ読書を通して教育現場をのぞき見してみてください!

教員を目指すなら読んでおきたいオススメの本10冊

それでは、さっそくオススメの本をご紹介していきます。

勝手にカテゴライズしていますが、マインド編・実用スキル編・ICTスキル編の3つに分けてご紹介します!

■マインド編

  • 教えるということ(大村はま)
  • マインドセット学級経営
  • さる先生の「全部やろうはバカやろう」(坂本良昌)

■実用スキル編

  • 言い方ひとつでここまで変わる教師のすごい!会話術
  • 学級経営の心得 担任の不安が自信に代わる150のメソッド(宮澤悠維)
  • 新コーチングが人を活かす(鈴木 義幸 )
  • 新卒時代を乗り切る!教師1年目の教科書(野中信行)

■ICTスキルアップ編

  • 授業で使える!教師のためのChatGPT活用術
  • 先生のためのCanvaハック60+α 全仕事に役立つ万能ツール活用術

少しでも興味のありそうな本から、ぜひ読んでみてくださいね^^

マインド編①:教えるということ(大村はま)

教員として子どもたちと接することについて、本来どうあるべきかをきちんと示してくれている本。

これを読むと背筋が伸びるというか、「子どもたちが好き」とか「教員に憧れる」という気持ちだけでは教員はやってはいけないんだな、という気持ちになれます。

教員としてのあるべき姿をイチから理解したい、という方にはオススメの1冊。

学校人事担当
学校人事担当

新卒教員の課題図書にしていた時期もあったくらい、教員を目指す方にはぜひ一度読んでみてほしい本です。

マインド編②:マインドセット学級経営(ヘザー・ハンドレー)

「自分にクラスをまとめることってできるのかな‥」「クラス全体を見ながらも、生徒一人ひとりの対応もしっかりしないといけない‥」とクラス運営に対して不安に思っている方に、ぜひ読んでいただきたい1冊。

この本では、成長マインドセットを教室運営に活かす方法が書かれています。

生徒一人ひとりが学習に対して主体的に取り組み、得意を伸ばして自信をつけていけるようになる、そんなクラス運営方法が、実践例豊富に紹介されています。

クラス運営に対して不安を感じている方は、ぜひ読んでみてください。

マインド編③:さる先生の「全部やろうはバカやろう」(坂本良晶)

こちらの本は「先生って忙しいけど、自分でも働けるかな?」とか「できるだけ早く帰ってプライベートの時間も充実させたい!」と思っている方にぜひ読んでいただきたい本。

著者の坂本さんは、教員の仕事には無駄が多いということを指摘し、より効率的で生産的な働き方を提案されています。

この本を読むと、担任として、生徒のために、「もっと全部やらなきゃ」という思い込みから抜け出して、優先順位をつけて本当に大切な仕事、時間を割きたいと感じている仕事に集中できる考え方を知ることができますよ。

  • タスクの優先順位づけ
  • 生産性UPの仕事術
  • 時間管理術
  • 教員の働き方改革

こういった点について、考え方から具体的な手法まで、丁寧に紹介されています。

教員の忙しさに対して不安に思っている方や、仕事とプライベートのバランスを取りたいと思っている方は特に、ぜひ読んでみてください!

実用スキル編①:言い方ひとつでここまで変わる教師のすごい!会話術(森川正樹)

「生徒との信頼関係をうまく築けるか心配」「子どもたちに響く言葉を使えるようになりたい」と自分のコミュニケーション力に不安を感じている方は、ぜひこちらの本を読んでみてください!

著者の森川さんは、長年の教員経験を基に、生徒や子どもたちの心を動かす「魔法の言葉」を数多く紹介しています。

  • 集中力を高めるための言葉
  • 自信をつけられる言葉
  • 心に寄り添い、共感を示せる言葉
  • 思考を刺激して、創造性を上げられる言葉

など、そのまま使える言葉の数々や具体的な指導方法を知ることができます

クラス全体への声掛けだけでなく、個別の生徒指導や授業中の発問など、教員としてのあなたの言葉に魔法がかかりますよ!

実用スキル編②:学級経営の心得 担任の不安が自信に変わる150のメソッド(宮澤悠維)

こちらも「クラス、どうやってまとめていったらいいのかな?」「自分に学級経営ができるかな‥」と不安に思っている方に向けた1冊。

子どもを第一に考える、自分の頭で考える‥など、教員として仕事をしていく上で実践したい手法が、丁寧に150個紹介されています。

子どもたちとの関わり方や自分の仕事の仕方など、これだけは絶対!という教員としての軸みたいなのが見つかるはず。

すでに教員として活躍されている方はもちろん、これから教員を目指す大学生にこそ読んでほしい本です。

実用スキル編③:新 コーチングが人を活かす(鈴木義幸)

教員向けに書かれた本ではありませんが、子どもたちとの関わりや、子どもたちが目標に向けて取り組むサポートをする教員も、絶対に読んでおくべき1冊です。

相手の才能や能力を引き出し、目標達成に向けて導く関わりを「コーチング」と呼びます。

そのコーチングについて、基本的な考え方やスキルから個人・組織に対しての実践方法まで、丁寧に解説されています。

具体的な事例もたくさん紹介されていますので、教育現場にも応用させることができますよ!

AIの進化とともに、教員の「知識を教える」という役割は必要なくなります。その代わり、子どもたちをやる気にさせたり、主体的に取り組めるようにしていく、まさに「コーチ」としての関わり方が今後求められると言われています。

学校人事担当
学校人事担当

子どもたちとの関わりだけでなく、同僚や部下との関わりでもコーチングのスキルは活きてきますよ!

実用スキル編④:新卒時代を乗り切る!教師1年目の教科書(野中信行)

この本は、教員1年目のバイブル!といってもいいくらい、教員として働く上での基礎基本がまとめられています

「先生って本当に大変そう‥」「こんなに大変な仕事、私にできるかな‥」と不安を感じている方、特に教育実習後くらいのタイミングでぜひ読んでいただきたい本です。

学級経営、生徒指導、保護者対応などの基本的な知識から、授業の組み立て方、生徒の多様性への対応方法など、具体的な実例まで紹介されています。

誰でもが経験する教員1年目は、もちろん失敗もたくさんしますが、逆に言えば成長のチャンスばかり

この本を参考に、教員として働くイメージをより明確にして、残りの大学生活の中で準備を行っていきましょう!

ICTスキル編①:授業で使える!教師のためのChatGPT活用術

これからの時代ただでさえ忙しい教員が、自分で1から授業資料を作るなんて、そんな大変なことをしている時間はありません。

ChatGPT(生成AI)がやってくれるところは、すべてお任せしてしまい、効率よく仕事を進めていきましょう

その具体的な活用事例が紹介されている、オススメの1冊。

例えば「〇〇という単元の授業、子どもたちに〇〇ということを気づかせたい、効果的な導入はどんなものですか。時間配分は約10分です」といった感じのプロンプト(=指示文)を入れると、AIが考えてくれます。

単純作業だけではなく、こういったアイディア出しでも使える(しかも疲れしらず!笑)ので、ぜひ今のうちからChatGPT(生成AI)を使えるようになっておくといいですね。

ICTスキル編②:先生のためのCanvaハック60+α 全仕事に役立つ万能ツール活用術(前多昌顕)

こちらは、Canvaというデザイン作成ツールを教員の仕事で活用する方法が紹介されている本。

教員の仕事は、教材作成や配布プリント、保護者への案内やポスターなど、けっこうデザイン力が大切になってくる場面があるのです。

見やすい資料、かわいい資料だと、子どもたちにも分かりやすく物事を伝えることができますよね!

テンプレートも豊富なので、イチから自分で作るよりも遥かに短時間で資料が完成して、時短にもなる優れもの

教員として働き出す4月には身につけておきたいスキルが実例付きで紹介されているので、大学生のうちに読んでおきたい1冊です!

学校人事担当
学校人事担当

オススメの本10冊を紹介しました!教員を目指す方に読んでほしい本ばかりです!ぜひ手に取って読んで見てください。

本で得た知識を実践に活かす方法

1か月に1冊も本を読まない社会人が6割以上、という研究結果もあるくらい、本を読まない人が多い現代で、本を読んで知識を得ることはとても素晴らしい勉強方法だと思います。

が、「知識を知っている」ことと「実際にそれを活用できる、実践できる」というものは全く別のお話。

教員を目指している方であればなおさら、実際に教壇に立ったとき・生徒対応するとき・保護者対応するときなどに、本で得た知識を使っていきたいですよね!

学校人事担当
学校人事担当

面接に来られた学生の方や応募者の方にお伝えしている、読書と一緒にやってほしい実践方法もご紹介します!

本で得た知識を実践で活かす方法は、以下の通り。

  • 気になった本を読む
  • 勉強になったな、知らなかったな、コレやってみたいな!と思うところに付箋を貼る
  • 読み終わったあとに、付箋を貼ったところを見返して、行動につなげる(行動計画)
  • 行動計画をノートなどにまとめ、実際にやってみる
  • やってみて感じたこと、もっとうまくできるかもと感じたことを振り返り、次の行動につなげる

この手順で、「ただ本で読んだ知識」から「実際に自分で実践する」ことができます

例えば「子どもたちに説明をするときは、子どもたちが知っているものに例える」という一文が本で紹介されていたとします。

そこから出てくる行動計画

  • 子どもたちが知っているもの、流行っているものを調べる(テレビ、YouTube、おもちゃ、ゲームから2つずつ)
  • 子どもたちと話をするときは「例えば」を3回以上使う
  • (子どもたちと触れ合う機会が身近にない場合は、アルバイトやボランティアを始めてみる)

といった感じです。

そして実際にやってみて、子どもたちの反応を見て、「思い通りできた!」と感じるのか「もっと改善するにはどうしたらいいかな」と考えるか、次のステップに進めます。

教員を目指している大学生の時期から、このように実際に教育現場を想定して実践できる方は、新卒ながら即戦力としてとても期待ができます!

読書をしたら次の行動計画まで一緒に立てる、ということをぜひやってみてくださいね。

学校人事担当
学校人事担当

自己PRで「読書が好きです」と言われる方が多いですが、そこから得た学びや実践経験が一緒にあると、向学心(向上心)だけでなく、行動力もあるんだなと好印象です!

まとめ

今回は、教員を目指すなら読んでおきたいオススメの本10冊を、人事担当目線でご紹介しました。

すでに教員として働いている方でも、もちろん参考になる本ばかりです(転職活動などの予定がある方は、なおさら、ぜひ読んでみてください)!

大学生の方であれば、自分が教員として働く上での「軸」が見つかったり、実際に教員として働くための心の準備ができるので、とてもオススメです。

ぜひ気になった本から読んでみてください。

そして、行動計画までつなげられると、成長速度が倍増しますし、採用面接でのアピールポイントにもなります

「自分らしく教員として働く」を実現できるように応援しています。

以上、参考になれば嬉しいです!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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