人事が教える|コーチング力UPのために読んでおきたいオススメ本6冊【私立学校教員】

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教員志望の方

教員になりたいと思っているんだけど、時間がある今のうちにコーチングについて勉強しておきたくて。どんな本を読んだら良い?

学校の先生

生徒との信頼関係構築に「コーチング」がいいって聞いたけど、コーチングのことが理解できる本ってどれがいいの?

教員を目指しているみなさん、そしてすでに現役で教員として働いているみなさん、コーチングについて勉強したいと思った時に「どんな本を読んだらいいのか分からない‥」とお悩みではありませんか?

AIが台頭してくる時代、教育のカタチが変わってきています。知識を教えるのではなく、生徒の自立を促して成長をサポートする。

こういった、これからの教員にとって必須の「コーチングスキル」を、まず最初の一歩は本で学ぶことがオススメ。

しかもコーチングスキルを持っている方は、人事としても「ぜひうちの学校で働いてほしい!」と好印象。

今回は、教員としてコーチングのスキルを身につけたいと思っている方に向けて、私立学校での人事担当経験を活かしてオススメのコーチング関連本を6冊、厳選してご紹介していきます!

~自己紹介~
教員一家に生まれ、両親・叔父叔母・祖父はみんな公立小中高の先生。そして自身は英会話講師 → 私立高校で教員 → 今は教育関連企業で会社員しています。
教育業界で10年。そのうち8年間は人事を担当。教育業界での採用や転職に長く関わってきました。その経験をもとに、記事を書いています。

この記事を読むと分かること

  • 教員としてのコーチングスキルを身につけるときにオススメの本
  • 本で読んだ知識を、実践に活かす方法

教員として働く上で、生徒や保護者との信頼関係構築にも役立つコーチングスキル。

ぜひ記事を参考に、一度コーチングについて学んでみてくださいね!

>ちなみに、なぜコーチングが大切かということについては、コチラの記事も参考にしてください▼

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目次

教員にとって読書が最高の自己投資になる理由

公立の先生B

毎日忙しくて読書どころじゃないよ、、

学校人事担当

毎日忙しく過ぎていく中ですが、人事の目からしても「読書している人」と「していない人」の差というのは明確です!

「読書して勉強したいと思っているけど、そんな時間がない‥」「本を読んだ方がいいのは分かっているけど‥」という先生方もいらっしゃると思います。

改めて、教員にとって読書が最高の自己投資になる理由、スキルアップに直結する理由を解説します!

知識を深められる、実践で活かせるスキルを身につけられるから

教員の大きな仕事の1つに「授業」がありますが、やはり知識が深く興味深い授業をしてくれる先生は生徒にも人気です!

読書をすることで、教科書の内容だけでは学べない、背景にある歴史や文化、最新の研究内容などを学ぶことで、授業に深みや説得力が増します。

さらに授業内容だけでなく、生徒との信頼関係を築くコミュニケーションスキルや保護者対応スキルなど、読書を通して学び、スグに実践できる情報を得ることもできます。

読書をすることで、自分が必要とするスキルを身につけて教員としてもレベルアップできます。

学習習慣や集中力が身につき、自己成長を継続できるから

大学を卒業したら勉強は終わり!ではありません。教員になってからも学び続けることはとても大切です。

毎日の忙しい生活の中でも、読書をする時間を取ることで、学習習慣が身につき、自己成長を感じられる時間になるのです!

読書をすることで、知識の習得はもちろん、集中力や論理的思考力が向上したり、最新情報を得ることができます。

教員としての総合力UPの土台にもなりますよ!

学校人事担当

日本では社会人の平均学習時間は、1週間7分しかないそうです。子どもたちには勉強しなさいって言うのに‥。

忙しい毎日でも自分のペースで勉強できるから

教員は、授業準備や生徒指導、事務作業などで毎日時間のない日常を送っています。

また教員を目指している方でも、ボランティアやアルバイトなどでまとまった学習時間を取るのが難しいと感じている方も多いかもしれません。

そんな忙しい教員だからこそ、無理なく勉強を続けられる読書がオススメ

  • スキマ時間を有効活用できる
  • 場所を選ばない
  • アウトプットにつなげやすい

という特徴を持つ読書は、自分のライフスタイルに合わせてムリなく学習を続けることができます。

教員として働いているからこそ、また教員を目指すからこそ、読書習慣は身につけておいて損はないです!

学校人事担当

採用面接でも「読書をします」という方の印象はとても良いですよ!

>ちなみに、教員を目指す方に読んでおいてほしい本10冊については、コチラの記事も参考にしてください▼

教員にオススメのコーチング本

それでは早速、教員にオススメのコーチングスキルを学べる本を6冊、ご紹介していきます!

気になる本があれば、手に取ってみてくださいね。

①読むだけコーチング(三宅俊輝)

初めてコーチングを学ぶ人向けに、基本の考え方やスキルを対話形式で分かりやすく解説した入門書。

登場人物になぞらえて「もし、コーチングを学び始めたら?」と仮想のストーリーを通じて、コーチングの本質を楽しく理解できます。

この本を読むことで

  • 生徒との何気ない会話の中で「聴く」「質問する」方法
  • 生徒の考えを引き出す方法
  • 学級経営や生徒とのコミュニケーションの質を高めるヒント

が自然と理解できるでしょう。

専門用語も少なく、気軽にコーチングに触れてみたいという初心者の方にはオススメの1冊です!

学校人事担当

私自身も、コーチングを勉強するときの1冊目は、この本からのスタートでした!オススメです!

②人生を変える!「コーチング脳」の作り方(宮越大樹)

この本では、コーチング的な思考方法、つまり「コーチング脳」を身につけることに焦点を当てており、読みながら自分が実践できるワークがたくさん紹介されています。

「コーチングを学びたいけど、そもそもコーチングを受けたことがないし‥」という方に対して、まずは自分自身の考え方をコーチング的に変えられる、そんな体験ができる1冊です。

コーチングスキルを学びながら、自分自身の問題解決や自己成長を促すためのセルフコーチングの視点も身につきますよ。

  • 忙しくても自己成長を続けたいと思っている先生
  • 生徒に「自律」を促したいと考えている先生
  • 自分の思考習慣としてコーチングの考え方を使ってみたい方

には、特にオススメ。

コーチングを受けた生徒がどんな感情になるのかも想像できるので、とても実践的に使いやすい本です!

③新コーチングが人を活かす 気持ちと能力を高める最新コミュニケーション技術(鈴木義幸)

こちらは、脳科学や心理学の最新情報を取り入れた「ニューコーチング」について紹介している本。

これまでのコーチングの基本に加え、生徒の感情や潜在能力にを引き出すための具体的な方法が解説されています。

これを読むと

  • 生徒の「やる気」や「自己肯定感」を向上させるための声掛け
  • 保護者との対話でより深い信頼関係を築くヒント
  • 生徒一人ひとりの内面から成長を促す方法

など、実践で使える対話テクニックが身につきます。

より効果的なコーチングスキルを学びたい方や、面談などでもっと上手く生徒や保護者とコミュニケーションを取りたいと思っている方には絶対読んでほしい1冊です。

④Coaching A to Z 未来を変えるコーチング(へスン・ムーン)

コーチングの歴史、哲学、倫理観から実践方法まで、コーチングのすべてを網羅的に解説した専門的な一冊です。

明日使える実践的な内容!というよりは、「体系的に全体的な知識を勉強したい」という方には特にオススメ

  • コーチングを専門的に学びたい
  • コーチングの全体像を体系的に学びたい
  • 生徒との長期的な関係性を築き、未来を一緒に考えたい

といった先生や、教員を目指している方にはとてもオススメの本です。

生徒のキャリア指導や人生設計をサポートする教員として、コーチングが持つ本質的な価値や、より深い視点から生徒に寄り添う方法を学べます。

学校人事担当

小手先のテクニックよりも、全体像をまるっと理解をしたい方にオススメの1冊。コーチングの深い世界に入っていけますよ。

⑤先生と生徒の心をつなぐNLP理論 子どもの夢を育むために(堀井恵)

この本で紹介されているNLPとは「神経言語プログラミング」といい、心理療法から生まれたコミュニケーションモデルのこと。

このコミュニケーションが目指すべきところは【言葉や行動が人の内面に与える影響を理解して、望ましい変化を促す】というものなので、まさにコーチングの目指すところと共通しており、コーチング目線でも学ぶことが多い1冊。

生徒の「やる気」や「自信」といった内面の状態を、先生の声掛け一つでポジティブな方向へ導くスキルが学べ、生徒の目標達成をサポートするのに役立ちます!

「コーチングの基本的な考えは理解しているけど、もっと生徒の心に深く働きかけるスキルが欲しい‥」と思っている方はぜひ読んでみてください。

⑥成長を支援するということ(リチャード・ボヤツィス他)

コーチングのスキルに限らず、人がどのように変化し、成長していくのかを心理学や神経科学の視点から深く探求した専門書

教員として生徒の成長を支援する上で、ネガティブな側面だけでなく、希望や夢といったポジティブな感情から変化を促すためのアプローチが学べます。

生徒の自己肯定感を育むための深い知見を得ることができる1冊

コーチングの延長線上に、さらに人の成長のメカニズムについて知りたいという方にはぜひ一度手に取って読んでみてほしいです。

学校人事担当

専門書なので、かなり読み応えはありますが、深く勉強したい!という方はぜひチャレンジしてみてください。

【おまけ】子どものこころのコーチング 一人で考え、一人でできる子の育て方(菅原ますみ)

最後にもう1冊、コーチングを使って子どもたちと関わるために参考になる本をご紹介します。

これは発達心理学の専門家が、子どもが自律性を育み、自ら考えて行動できるようになるためのコーチングノウハウがまとめられている本です。

子どもの成長段階に合わせてた具体的なアプローチが紹介されているので、自分が担当する学齢の子をイメージしながら読み進めることができます。

この本では、

  • 生徒が「一人で考え答えを見つけ出す力」を育む
  • 行動の裏にある心理を理解する
  • 自己肯定感を高めながら、自主性を促す

ための効果的な声かけや関わり方を学ぶことができます。

生徒の自立を促したい、主体性を引き出す指導をしたいと思っている教員や、これから教員を目指す方にはオススメの本です!

学校人事担当

子育ての本でもあるので、保護者との会話でも使えるネタになりますよ!

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読書が好きな方、これから勉強を始めていきたい、読書習慣を身につけたい方、忙しくて本を読んでいる暇がない!というにはとってもオススメ(私自身もかれこれ5年以上はプライム会員です笑)。

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本で得た知識を実践に活かす方法

読書は知識のインプットにすぎません。本当に大切なのは、そこで得た学びをどのように実践し、自分のものにしていくかです。

特にコーチングは、知識として知っているだけでは意味がなく、実際に生徒との対話で使ってこそ、その価値を発揮します。

最後に、本で学んだことを教師として活かすための具体的なステップを3つご紹介します!

STEP1:小さな「やってみよう」から始める

いきなり完璧なコーチングをしようとする必要はありません。

そして最初から「あれもこれも」となるのは、失敗の元です。

まずは本で見つけた「効果的な質問」を1つだけ使ってみることから始めましょう。

  • どうすればもっとうまくいくと思う?
  • これから何をやってみたい?
  • どうしてそう考えたの?

といったシンプルな質問を、生徒との個別面談や授業の最後に投げかけてみてください。

生徒の反応を見ながら、質問を追加したりと、少しずつ実践の幅を広げていくことが大切です。

STEP2:振り返りの時間を確保する

1日を終えた後、その日に生徒と交わした対話について少しだけ振り返る時間を作りましょう。

  • 今日の質問に対する生徒の反応はどうだっただろうか?
  • その反応は期待したものだったか
  • より生徒の反応を引き出すためには、どうしたらよいか

など、本の内容と実際のできごとを結び付けて考えることで、実践力が身についていきます。

この「振り返りの時間」を持つことが、次の実践への改善点を見つけるヒントになります!

STEP3:「できたこと」に目を向ける

初めてのことをやってみると、うまくいかなかったり、思うような反応が返ってこなかったりすることもあるかもしれません。

でも、落ち込む必要はまったくありません!

大切なのは

  • 本で学んだことを「やってみよう」と試みたことそのもの
  • その上で、できたことを認めること

です。

「生徒が少しだけ自分の意見を話してくれた」「いつもより生徒の表情が和らいだ」など、小さな変化でも見つけて自分を褒めてあげましょう!

この成功体験がコーチングを継続して、本当の自分の力にしていく一歩になりますよ。

学校人事担当

教育に携わる方は真面目な方が多いので、カンペキにやろうとしてしまう方が多いかもしれませんが、1つずつ楽しく試してみることがコツですよ。

まとめ

今回は、教員としてコーチングスキルを身につけたいと思っている方向けに、私立学校の人事担当目線でオススメの本を6冊(とおまけ1冊)をご紹介しました。

すでに教員として働いている方にとっても、これから教員になりたいなと思っている方でも、参考になる本ばかりです!

  • 自分の教員としてのスキルアップのため
  • 生徒とのより良いコミュニケーションのため
  • 生徒が自ら行動して成長できるようにするため
  • 自分自身を律して仕事できるようにするため(セルフコーチング)

などなど、身につけると非常に実践的に使えるコーチングのスキル。

もちろん、人事としてもコーチングスキルを持っている方に教員として働いてほしいと思っています。

ぜひ、気になった本から読んでみてくださいね。

「自分らしく教員として働く」を実現できるよう、応援しています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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